お知らせ

能舞音楽劇「義経記」出演者の方からコメントをいただきました。

2018年8月16日

お知らせ

来たる9月2日(日)に倉敷市芸文館にて開催する「能舞音楽劇『義経記』」にご出演の上妻宏光様、デーモン閣下から、7月に発生した西日本豪雨に関連してコメントを頂きましたので、ここでご紹介させていただきます。
(山井綱雄様、高橋忍様からお預かりしたコメントはこちらに掲載しています。⇒⇒◎◎◎
 
【上妻 宏光 様】
この度の豪雨による被害のニュースを見て、
私自身も只々唖然とし、大きなショックを受けております。
 
被害を受けられた皆様、
早く普段の生活に戻られますよう、切に願っております。
 
9月2日「義経記」公演で、倉敷市芸文館へ伺わせて頂くにあたり、
主催の倉敷市文化振興財団さんに被害の状況をお聞きしましたところ、
会場周辺は被害を受けていないとお聞きしております。
 
公演へお越しの皆様が不安を抱かれないか心配されるお声もあるとのことですが、
ご不便や危険性が無い状況との事ですので、
ご安心してお越し頂けましたらと思っております。
 
私上妻宏光をはじめ、出演者、スタッフ一同、
お越し頂けます皆様には、少しでも明日の活力となりますよう願い、
舞台に臨みたいと思っております。
 
上妻宏光
 
  
【デーモン閣下】
 グハハハハハハ~、デーモンである。
 まずは全国的に頻発している異常天候の被災者諸君に見舞いを申す。
艱難辛苦の日々が続いていると察するが、へこたれずに気張ってくれ給へ。きっとそのうち愉しいこともやってくる。
 さて吾輩はきたる9月2日、「能舞音楽劇『義経記』」公演で倉敷市を訪れる。倉敷といえば7月の豪雨で真備地区などが大変な被害に遭い、一日も早い復興が望まれている状況で吾輩もそのほんの一端を担えればと思っている次第だ。
 実は我々の公演会場「芸文館」周辺や美観地区など倉敷市の主たる観光地域は7月の豪雨による被害がほとんど無かったのだが、現在倉敷への観光客は全体に激減してしまっているらしい。公演主催者によれば「会場の周辺は危険もご不便をおかけすることもなく安心してお越しになれます」とのことなのだ。
 そうだ、倉敷、行こう!
街に活気を取り戻すことに一役買うという意識も加味し、現状予定のない諸君も9月2日の公演来場と街での行楽を検討してもらいたいと、出演者スタッフ一同が思っているわけなのである。
 
 ところで当「能舞音楽劇『義経記』」。
津軽三味線奏者中堅のエース・上妻宏光の演奏、重要無形文化財総合指定資格保持者で金春流能楽師・山井綱雄&高橋忍の舞と謡、一悪魔・吾輩による物語りと歌。この『他にかつて存在しない』布陣にて、日本史に伝説として輝く源義経の生涯をドラマティックに描く作品。
 「古典をモチーフとする現代向けエンターテインメント」は温故知新・温芸術知娯楽の絶妙塩梅を追求、云わば「革新的伝統~Innovative trad」たる比類無き出しものとなり、好評につき全国での招致を重ね受け、初演から丸5年で21公演目を迎えるに至った。
 中国地方では山口県の防府市以来3年ぶりで初の岡山県となる「義経記」公演。
まだ未体験の諸君にはこれを機に「観たいけん!」と思ってもらい、被災地の復興にも一肌脱いでもらえれば嬉しい限りである。他府県からの来場は大歓迎だ。
 ほいじゃあ諸君と9月2日に倉敷で会えることを楽しみにしおるぞ。
 ヌハハハハハハハ~!