写真撮影・作品作りのテクニックをプロから学ぶ
高校生ワークショップ「フォトスタジアムf」
写真に対する理解を深めることを目的に、岡山県立大学デザイン学部SAKURA Projectが企画・運営をしております。2日間の日程で、組写真作品をプロの指導の下、講義やグループワークを通じて制作します。
※組写真作品とは、複数の単写真から成る、あるテーマを持った作品のことです。
・岡山県立大学の学生と交流できる!
・デジタルカメラの基本的な使い方から作品の作り方までを身につけることができる!
・写真集を作ることができる!
・デジタル一眼レフカメラ「EOS 90D・EF-S18-135 IS USM」を借りることができる!
後日、写真評論家の飯沢耕太郎氏より、本ワークショップで制作した組写真の中から学長賞(1作品)と学部長賞(2作品)を選出します。
受賞者には賞状を授与します。
写真評論家。「写真新世紀」を始め、多くの写真コンテストで審査員を歴任。現在最も影響力の強い写真評論家と言われる。
元キヤノンEOS学園講師。写真家。全国の高校生がしのぎを削る写真甲子園の審査員も務めた。一般社団法人日本旅行写真家協会正会委員。
岡山県立大学デザイン学部長。県展の審査員や写真公募企画展「倉敷フォトミュラル」のプロデューサーを務める。

レクチャー

最初に、プロのカメラマンからカメラの使い方や撮影のテクニックを学びます。カメラを前に、早く撮影したいという気持ちを抑えられない人も…

撮影

倉敷の美観地区で撮影をします。限られた時間でいかに多くの写真を撮るかが重要です。 目標は2時間で200枚以上!!

グループワーク

参加者でグループになり撮影した写真について意見を出し合います。色々な人の意見を 聞けて新しい発見がたくさんあります。

セレクション

撮影をした写真を眺めながら組写真にする写真を選びます。講師のアドバイスや同じグループの人の意見を参考に、写真作品を制作します。

講評

一人ずつ、組写真作品の講評を講師から直接してもらいます。写真作品制作の向上を 目指す方にとって、とても良い経験ができます。
審査員 写真評論家 飯沢 耕太郎 氏
「光を追う旅」

岸上 孟  香川県立丸亀高等学校
           
講 評
街歩きを小さな旅に見立てる発想がとてもいいと思います。
それぞれの場面の光を、とても丁寧につかまえているだけでなく、写真の並べ方もうまい。
「a Wandering Girl」

村上 裕哉  岡山県立岡山大安寺中等教育学校
        
講 評
女の子の目線になりきることで、感情の揺らぎをうまく表現することができました。
ポーズの決め方がうまく、思いついたことをどんどん実行していく即興性が魅力的です。
「おばあちゃん家の昼寝」

松尾 文香  岡山県立城東高等学校
 
講 評
不思議な夢を見ているような気分が全体に漂っていて魅力的です。
クローズアップの視覚的効果をうまく活かしています。
総 評
全体的には、技術的なレベルも上がり、とてもよかったと思います。ただ、どこか「うまくまとめてやろう」という意識が強い作品がけっこうありました。写真の醍醐味は、自分の予想を超えた思いがけない「何か」を呼び込むことなので、被写体との出会いを大切にして、どんどん撮影・プリントして、発見の歓びを味わってください。
写真評論家 飯沢 耕太郎